組織の活性化に対する京阪ホールディングス(株)の取り組み事例を紹介。ビジョン・ミッションの実現に向けて、各社がどのような戦略を描いているのか、その実現のために、各社はどのように対応をしているのか。京阪ホールディングス(株)が実際に発表している情報を中心に集めました。
目次
京阪ホールディングス(株)とは
京阪グループは、「人の暮らしに夢と希望と信頼のネットワークを築いて、快適な生活環境を創造し、社会に貢献」し続けてきました。
京阪グループの創業は、千年の王城「京都」と商都「大阪」を繋ぎ、鉄道を敷設するというプロジェクトを通じて、地域社会の発展に寄与するというものでした。
現在、京阪グループは、「こころまちつくろう」というスローガンのもとで、約50社におよぶ企業で、以下の4つのコア事業を営んでいます。
①鉄道事業を核に広く交通ネットワークを展開する「運輸業」、②京阪沿線内外でのビル・マンションの賃貸や販売等を行う「不動産業」、③沿線で百貨店やショッピングセンター等を展開する「流通業」、京都のランドマーク「京都タワー」やホテル事業等の「レジャー・サービス業」です。
社員に対しては、少数精鋭主義で、発揮能力主義に重点をおいた昇進・評価・人材育成システムにより、キャリアアップを図っています。
〇基本情報
・設立年:1906年
・創業者:渋沢栄一
・現代表者:代表取締役会長 CEO 取締役会議長加藤好文
・本社所在地:大阪市中央区大手前1丁目7番31号(OMMビル)
・事業内容: 運輸業、不動産業、流通業、レジャー・サービス業、他
・売上高:541億円(2019年)
・社員数:145名(2019年)
・HP:https://www.keihan-holdings.co.jp/
〇代表的な表彰・受賞
・「メセナアワー ド 2019」優秀賞
https://www.keihan-holdings.co.jp/search/?q=%E8%A1%A8%E5%BD%B0&submit.x=0&submit.y=0
①京阪ホールディングス(株)の目指すもの・大切にすること
〇駅前にランドマークの高層ビルが建つ!? 京阪が枚方市駅に力を入れる理由
枚方市駅周辺に、京阪が無印で有名な良品計画とコラボして枚方市駅を2018年にがらっとリニューアルする、京阪の「責任」について話ました。
・話者:京阪ホールディングス(株) 経営統括室 部長 大浅田
・公開日:2018年3月
・もっと知りたい:http://www.hira2.jp/topic/keihan-20180313.html
〇経営ビジョンについて
京阪グループの事業に質のイノベーションを起こし、変化に一歩先んじて機会を捉え、「価値創造」と「グローバル展開」に挑戦するグループへと変貌を遂げるべく、掲げた新たな経営ビジョンについて書かれました。
・話者:企業情報ページ
・公開日:不明
・もっと知りたい:https://www.keihan-holdings.co.jp/ir/management/vision.html
②京阪ホールディングス(株)の戦略・計画
〇京阪HD社長、ホテル建設加速 仙台や福岡など大都市で
京阪ホールディングス(HD)の、宿泊事業の収益拡大に向け、既に展開済みの京都や大阪などに加え、沿線外でのホテル建設を加速する方針と、仙台や福岡など関西圏以外の大都市を中心に進出する意向で、ビジネスと観光双方の需要取り込みについて伺いました。
・話者:京阪ホールディングス(株) 社長 加藤好文
・公開日:2018年1月
・もっと知りたい:https://www.nishinippon.co.jp/item/o/385482/
〇駅前にランドマークの高層ビルが建つ!? 京阪が枚方市駅に力を入れる理由
京阪が「進取の精神」を受け継いだ新・京阪電気鉄道としての創業ステージにおける象徴的な事業プレミアムカーについて話を伺いました。
・話者:京阪電気鉄道(株) 取締役兼営業推進部部長 井上欣也
・公開日:2016年4月以降
・もっと知りたい:https://www.keihan.co.jp/traffic/premiumcar/special/interview01/
〇インタビュー/京阪電気鉄道社長・加藤好文氏−事業多角化、M&Aも視野
観光バスとは違った魅力をアピールするため、京阪電気鉄道がホールディングス制移行で沿線を越えた事業展開を推進する戦略について話を伺いました。
・話者:京阪電気鉄道(株) 社長 加藤好文
・公開日:2016年3月
・もっと知りたい:https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00380015
③京阪ホールディングス(株)の組織づくり・人事方針
〇将来会社を背負って立つ幹部候補(自律的に考動できる人材)が必要
「任せて良かった」「勤めて良かった」と評価される会社の実現するために必要となる将来会社を背負って立つ幹部候補(自律的に考動できる人材)と京阪グループならではの成長環境について語りました。
・話者:京阪ホールディングス(株)子会社京阪ビルテクノサービス(株) 取締役社長 内田茂信
・公開日:2019年以降
・もっと知りたい:https://job.rikunabi.com/2021/contents/interview/detail/r586971086
〇ハードを追求、そして接遇も最上級に お客さまに最高の「快適な時間」を提供する
京阪のプレミアムカーに乗務する専属アテンダント業務を受託し、アテンダントの採用から教育、日々の人員管理、運用までANAビジネスソリューションに委託した経緯と効果について伺いました。
・話者:京阪電車(株) 営業推進部運転課 係長 野上
・公開日:2017年8月
・もっと知りたい:https://www.abc.jp/service/customer/interview/011.html
〇従業員が安心して能力を発揮できる環境・組織風土の醸成
京阪グループでは、地域社会やお客さまに対して価値を創造・提供するための基盤として、多様な価値観・ライフスタイルを持つ従業員が、その能力を存分に発揮できるよう、働きやすく、働き甲斐のある職場環境や組織風土の醸成のための取り組みについて書かれました。
・話者:企業情報ページ
・公開日:不明
・もっと知りたい:https://www.keihan-holdings.co.jp/corporate/csr/culture/
※下記は2020年11月9日時点での調査内容となっております。
④京阪ホールディングス(株)の独自の人事制度・福利厚生
〇アイデアボックス
・京阪ホールディングス及びグループ会社で働く、すべての従業員のアイデア発信・交流の場。
・ポジションや担当業務を超え、収益に繋がるアイデアを発信したり、意見交換したりできる。
・発信されたアイデアは、専用ページで紹介され、発信者自身へのフィードバックも行われる。
<詳しくはこちら>
https://www.keihan-holdings.co.jp/jinji/saiyo/challenge/support/
〇ベンチャービジネスプログラム
・従業員から将来の新たな収益の柱となり得る新規事業の応募を受け付け、事業化を図る制度。
・入社年次や経験・スキルは関係なく、従業員は誰でも応募できる。
・事業アイデアを提案した上で将来的に手掛けてみたい想いのある社員からの応募を募っている。
<詳しくはこちら>
https://www.keihan-holdings.co.jp/jinji/saiyo/challenge/support/
〇京阪アカデミー
・人材開発計画に基づき主体的に能力開発に取組む社員を支援し、将来の経営者を育成する制度。
・資格取得支援、外部研修への参加など、社員自らが選択して活用できる制度となっている。
・TOEICや簿記、ビジネス実務法務等の資格取得に関する費用補助や通信教育講座などがある。
<詳しくはこちら>
https://www.keihan-holdings.co.jp/jinji/saiyo/challenge/support/
〇会議改革の推進
・2018年1月から、会議改革を掲げ、全社統一の会議ルールの策定。会議室の設備改善を実施。
・労働時間を削減するだけでなく、生産性を向上させ、価値創造を促すことを目的とした取組み。
・これにより、会議時間の短縮や資料の削減、議論の活性化を促している。
<詳しくはこちら>
https://www.keihan-holdings.co.jp/corporate/csr/report/2018/pdf/19.pdf
〇コンセントレーション・ブース
・2018年4月から、本社内に「コンセントレーション・ブース」を設置しました。
・個人作業に集中できる執務スペースを設置することで、生産性の向上を促す目的。
・所属部署や役職を問わず、創造的な思考や資料作成などに利用されている。
<詳しくはこちら>
https://www.keihan-holdings.co.jp/corporate/csr/report/2018/pdf/19.pdf
⑤京阪ホールディングス(株)の労働環境と評判
〇労働環境データ
【平均年収】
・企業公式情報 :812.5万円(2019年度)
・エンライトハウス:不明
・オープンワーク :不明
・キャリコネ :不明
【残業時間】
・企業公式情報 :不明
・エンライトハウス:不明
・オープンワーク :18.3時間/月
・キャリコネ :21.2時間/月
【有給消化率】
・企業公式情報 :54.0%(2017年度)
・オープンワーク :70.0%
・キャリコネ :60.0%
<詳しくはこちら>
・京阪ホールディングス(株)公式:有価証券報告書
・京阪ホールディングス(株)公式:CSRレポート
・エンライトハウス
・オープンワーク
・キャリコネ
〇評判データ
【エンライトハウス】※最大は5点
全体平均 | 0.0 |
会社の成長性・将来性 | 0.0 |
事業の優位性・独自性 | 0.0 |
実力主義 | 0.0 |
活気のある風土 | 0.0 |
20代成長環境 | 0.0 |
仕事を通じた社会貢献 | 0.0 |
イノベーションへの挑戦 | 0.0 |
経営陣の手腕 | 0.0 |
<詳しくはこちら>
・エンライトハウス
【オープンワーク】※最大は5点
全体平均 | 3.4 |
待遇面の満足度 | 3.1 |
社員の士気 | 3.3 |
風通しの良さ | 3.7 |
社員の相互尊重 | 3.5 |
20代成長環境 | 3.2 |
人材の長期育成 | 3.6 |
法令順守意識 | 4.3 |
人事評価の適正感 | 2.7 |
<詳しくはこちら>
・オープンワーク
【キャリコネ】※最大は5点
全体平均 | 4.3 |
労働時間の満足度 | 4.0 |
仕事のやりがい | 5.0 |
ストレス度の低さ | 5.0 |
休日数の満足度 | 4.0 |
給与の満足度 | 4.0 |
ホワイト度 | 4.0 |
<詳しくはこちら>
・キャリコネ
⑥京阪ホールディングス(株)の中途転職者・新卒採用社員の口コミ
〇組織体制・企業文化
(年代不明・男性・2019年情報)
・狭い世界で人の評価がすぐ伝わるが、良くも悪くもアットホームな雰囲気で横の繋がりは強い。
・仕事はトップダウン式におりてくるが、意思決定は社員間の合意形成を重視する。
・安全が常に最優先だが、その上で新たなチャレンジに積極的に取組める人材が求められている。
<詳しくはこちら>
・オープンワーク
〇入社理由と入社後のギャップ
(年代不明・男性・2020年情報)
・総合職として様々なプロジェクトに関われ、ジョブローテーションが活発な事が入社の決め手。
・若手から大きなプロジェクト、予算を動かし仕事をする上では入社理由として妥当であった。
・ローテーションは3~4年おき程に実施され、色々な事にチャレンジする機会が与えられている。
<詳しくはこちら>
・オープンワーク
〇働き方(勤務時間・休日休暇・制度)
(年代不明・男性・2015年情報)
・残業時間は月平均で30時間程度で過度にしんどくはなかった。
・残業は細かい時間までキッチリつけていない。朝早く来ても時間として付けない日も多かった。
・逆にいうと、不満はそれくらいしか思い当たらないので、全体的にはオッケーです。
<詳しくはこちら>
・エンライトハウス