組織の活性化に対する太平洋セメント(株)の取り組み事例を紹介。ビジョン・ミッションの実現に向けて、各社がどのような戦略を描いているのか、その実現のために、各社はどのように対応をしているのか。太平洋セメント(株)が実際に発表している情報を中心に集めました。
目次
太平洋セメント(株)とは
太平洋セメントは、創業130年以上の歴史を持つ国内セメント販売シェア約35%を占める業界のリーディングカンパニーです。また、環太平洋地域(米国・アジア)を中心に30以上の海外拠点を持つグローバルカンパニーとなりました。
その事業は、社会インフラの根幹を支える基礎資材(セメント・コンクリート・骨材等)の供給を通じて、広く社会へ貢献しているだけにとどまらず、骨材、建材等多角化や石炭灰・汚泥・産廃等の再利用等の様々な事業を国内外に積極的に展開しています。
人材発掘については、経営戦略上の重要課題と捉えており、「個」の能力開発に主眼を置いた育成を重視しており、その教育研修費用は日本企業平均の2倍となる約8万円/年です。そして、女性採用比率目標30%以上への取り組みを推進しており、女性の積極採用と定着を促進する社内制度も充実しています。
〇基本情報
・設立年:1881年
・創業者: 笠井順八
・現代表者:社長 不死原正文
・本社所在地:東京都港区台場2-3-5 台場ガーデンシティビル
・事業内容:セメント事業
・売上高:億円(2019年)
・社員数:13,134名(2019年)
・HP:https://www.taiheiyo-cement.co.jp/
〇代表的な表彰・受賞
・今後更新予定
①太平洋セメント(株)の目指すもの・大切にすること
インタビュー・最前線 太平洋セメント 不死原正文社長
業界最大手としてインフラや建築物の高品質化をけん引してきて、早くから原燃料に産業廃棄物を取り入れ、災害対策にも積極的に向き合う太平洋セメントの「セメントは環境に優しい産業で、コンクリートは災害から人を守る力がある」というビジョンを語りました。
・話者:太平洋セメント株式会社 社長 不死原正文
・公開日:2019年3月
・もっと知りたい:https://mainichi.jp/articles/20190318/ddm/008/020/002000c
インタビュー・最前線 太平洋セメント 不死原正文社長
太平洋セメントグループが掲げた「グループの総合力を発揮し、環太平洋において社会に安全と安心を提供する企業集団を目指す」の「ありたい姿・目指す方向性」と、その実現に向けては、3つのステップで積極的に取り組みについて語りました。
・話者:太平洋セメント株式会社 代表取締役社長 不死原正文
・公開日:2019年
・もっと知りたい:https://www.taiheiyo-cement.co.jp/csr/pdf/data/2019/2019_rep_0912.pdf
総合力を発揮して 社会に安全と安心を
「10年後の太平洋セメントグループを、どういう企業集団にしたいのか。」、またCSR長期目標の組み込みについて語りました。
・話者:太平洋セメント株式会社 代表取締役社長 福田修二
・公開日:2015年
・もっと知りたい:https://www.taiheiyo-cement.co.jp/csr/pdf/csrrpt2015_B02.pdf
②太平洋セメント(株)の戦略・計画
極秘チームの合併比率で得た「識其大者」
太平洋セメントが、合併に関して重視する「比率」と合併の目標を実現するための考えについて語りました。
・話者:太平洋セメント 社長 福田修二
・公開日:2018年6月
・もっと知りたい:https://news.livedoor.com/article/detail/14872934/
経営者:編集長インタビュー 福田修二 太平洋セメント社長 2015年3月17日号
セメント原料の廃棄物活用を推進と、「健康体」になるという目標について語りました。
・話者:太平洋セメント株式会社 社長 福田修二
・公開日:2015年3月
・もっと知りたい
潮流2012/トップインタビュー(16)太平洋セメント社長・徳植桂治氏
太陽セメント中期3カ年計画、また海外事業について伺いました。
・話者:太平洋セメント株式会社 社長 福田修二
・公開日:2015年3月
・もっと知りたい
③太平洋セメント(株)の組織づくり・人事方針
社会貢献から戦力としての採用まで 蓄積されたノウハウが雇用の意識を改革させる
太平洋セメントにおける障がい者雇用の歴史は2000年から本格的に始まりました。その背景、取り組み、結果について話をうかがいました。
・話者:太平洋セメント株式会社 人事部人事グループ リーダー 森崎義仁、人事部採用チーム 齊藤真璃子
・公開日:2018年6月
・もっと知りたい:http://archives.web-sana.com/vol76/
CASE.2 太平洋セメント 教育体系を刷新 若手と管理職、双方への教育でグローバル人材を早期育成
日本国内の人口減少に伴う売り上げ減少を見据え、グローバル展開を強化する太平洋セメントが、「人材の崖」といわれる中堅の人材不足を育成によって補うことと、次世代経営幹部育成の一環として管理職にMBA系知識の学習を義務づけることなど、教育体系を刷新した取り組みを紹介しました。
・話者:太平洋セメント 執行役員兼人事部長 舟久保陽一、人事部人事グループ リーダー 武部一弘、人事部 人事グループ 緑川和代
・公開日:2013年7月
・もっと知りたい:http://jhclub.jmam.co.jp/acv/magazine/content?content_id=3010
採用情報 教育体系図
太平洋セメントでは、従業員の能力開発を極めて重要な経営戦略上の課題と捉えており、組織活性の礎となる「個」の能力開発に主眼を置いた教育施策と研修制度について書かれました。
・話者:不明
・公開日:不明。2020年採用情報ページ
・もっと知りたい:http://www.taiheiyo-cement.co.jp/recruit/recruit/education/
※下記は2020年11月9日時点での調査内容となっております。
④太平洋セメント(株)の独自の人事制度・福利厚生
〇海外語学留学制度・海外技術トレーニー制度
・国内外を問わず広く活躍することのできる人材の早期開発・育成を図るグローバル人材育成制度。
・グローバル人材の底辺拡大やコア人材開発だけでなく、社内全体の国際化意識の向上の助けとなる。
・海外語学留学制度および海外事業所等にて研究課題に取り組む海外技術トレーニー制度がある。
<詳しくはこちら>
https://www.taiheiyo-cement.co.jp/recruit/recruit/education/
〇階層別研修
・新入従業員から経営補佐層にいたるまで、各階層別に集合研修を実施しています。
・各階層で必要となる知識・スキル・考え方を習得する事で、従業員全員の能力向上を図っています。
・社会人基礎力の強化、ロジカルシンキング、キャリアデザインなど、テーマは多岐に亘っている。
<詳しくはこちら>
https://www.taiheiyo-cement.co.jp/recruit/recruit/education/
〇メンタルヘルスケア
・当社全従業員対象のストレスチェックを実施している(2018度受検率93.7%)。
・18年度から実施されている従業員一人ひとりの心身の健康増進に向けた健康経営の取組みの一つ。
・研修会の実施や従業員とその家族も利用できるメンタルヘルスの無料相談窓口の設置を行っている。
<詳しくはこちら>
https://www.taiheiyo-cement.co.jp/csr/pdf/2019/soc6_56_61_2019.pdf
〇従業員意識調査
・従業員の働きがい向上のため、2013年度より隔年で従業員意識調査を実施している。
・2018年度は、2017年調査で示された弱点克服の施策を実施しました。
・人権侵害やコンプライアンス違反の可能性のある事案など匿名で報告できるようにしてあります。
<詳しくはこちら>
https://www.taiheiyo-cement.co.jp/csr/pdf/2019/soc6_56_61_2019.pdf
〇「役員と語ろう」会
・経営層と従業員が直接コミュニケーションをとる機会。
・コミュニケーション活発化推進活動の一環として、役員と従業員の直接対話の場を設けている。
・2018年度は。当社全事業所18カ所で開催し、1,228名の従業員が参加しました。
<詳しくはこちら>
https://www.taiheiyo-cement.co.jp/csr/pdf/2019/soc6_56_61_2019.pdf
⑤太平洋セメント(株)の労働環境と評判
〇労働環境データ
【平均年収】
・企業公式情報 :736.3万円(2019年度)
・エンライトハウス:726万円
・オープンワーク :不明
・キャリコネ :691万円
【残業時間】
・企業公式情報 :16.7時間/月(2018年度)
・エンライトハウス:25.0時間/月
・オープンワーク :16.9時間/月
・キャリコネ :30.0時間/月
【有給消化率】
・企業公式情報 :67.6%(2018年度)
・オープンワーク :62.5%
・キャリコネ :70.0%
<詳しくはこちら>
・太平洋セメント(株)公式:有価証券報告書
・太平洋セメント(株)公式:CSRレポート
・エンライトハウス
・オープンワーク
・キャリコネ
〇評判データ
【エンライトハウス】※最大は5点
全体平均 | 3.3 |
会社の成長性・将来性 | 3.4 |
事業の優位性・独自性 | 4.0 |
実力主義 | 2.9 |
活気のある風土 | 3.1 |
20代成長環境 | 3.5 |
仕事を通じた社会貢献 | 4.0 |
イノベーションへの挑戦 | 2.6 |
経営陣の手腕 | 2.6 |
<詳しくはこちら>
・エンライトハウス
【オープンワーク】※最大は5点
全体平均 | 3.1 |
待遇面の満足度 | 3.4 |
社員の士気 | 2.8 |
風通しの良さ | 3.1 |
社員の相互尊重 | 3.0 |
20代成長環境 | 2.8 |
人材の長期育成 | 2.9 |
法令順守意識 | 4.0 |
人事評価の適正感 | 2.6 |
<詳しくはこちら>
・オープンワーク
【キャリコネ】※最大は5点
全体平均 | 4.1 |
労働時間の満足度 | 4.2 |
仕事のやりがい | 3.5 |
ストレス度の低さ | 4.1 |
休日数の満足度 | 4.6 |
給与の満足度 | 3.7 |
ホワイト度 | 4.2 |
<詳しくはこちら>
・キャリコネ
⑥太平洋セメント(株)の中途転職者・新卒採用社員の口コミ
〇年収・給与
(年代不明・男性・2020年情報)
・基本、年功序列で昇給。管理職まではゆっくり上昇するが、管理職になるとある程度高収入になる。
・賞与については業績と連動する部分があり、経営の観点からみて適切であると考えられる。
・昇進や昇格は年功序列だが、比較的若い年次にも管理職層はおりその傾向は高まっていくと考える。
<詳しくはこちら>
・エンライトハウス
〇成長・働きがい
(年代不明・男性・2020年情報)
・勉強をすることを良しとしていて、業務について手を挙げれば多くをやらせてもらえることが多い。
・資格取得に熱心で、事務系の場合は5つの資格のうち2つの資格の取得が義務付けられている。
・工場では地域の事業者に発注すること非常にが多く、地域経済に役立っていると感じることが多い。
<詳しくはこちら>
・エンライトハウス
〇組織体制・企業文化
(年代不明・男性・2019年情報)
・古き良き日本の会社。あまり変化のない安定した生活を送りたいひとにはもってこいである。
・従業員は温厚で優しい方が多く、福利厚生も文句なく、給与も管理職になれば急増します。
・チャレンジしたい、やりがいを持って働きたい、競って頂点に立ちたいと思うタイプには向かない。
<詳しくはこちら>
・オープンワーク