組織の活性化に対する(株)博報堂の取り組み事例を紹介。ビジョン・ミッションの実現に向けて、各社がどのような戦略を描いているのか、その実現のために、各社はどのように対応をしているのか。(株)博報堂が実際に発表している情報を中心に集めました。
目次
(株)博報堂とは
「クリエイティビティで未来をつくる」の理念のもと、(株)博報堂は最新テクノロジーや膨大なデータを扱うノウハウ、クリエイティビティを発揮して、多くの企業をマーケティングの面から支えてきました。
博報堂は「人が資産」という考えのもと、社員一人ひとりが能力を十分に発揮し、自分らしく活き活きと活躍することができる環境づくりを目指しています。その取り組みとして、28歳以上自己負担なしの人間ドック」の実施、「個々人の健康データのオンライン管理」などを行い、健康増進に積極的に取り組んでいます。その結果、定期健康診断は100%受診を常に達成し、人間ドックの受診率も80%を超えています。
また、2017年度より、健康増進をより加速させるための専門組織を新設し、社員の健康リテラシー向上のためのセミナーやヨガ教室等のイベント、健康情報の発信などを「カラダCHANTO!プロジェクト」として実施しています。
〇基本情報
・設立年:1924年
・創業者:瀨木博尚
・現代表者:水島正幸
・本社所在地:東京都港区赤坂五丁目3番1号
・事業内容:総合ブランディングサービス・メディアサービス・クリエーティブ・コンテンツ事業
・売上高: 7479億4300万円(2019年)
・社員数:3,614名
・HP:https://www.hakuhodo.co.jp
〇代表的な表彰・受賞
・「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」(一般社団法人 ACC主催)にて、グランプリ4つ受賞(2019年)
http://www.acc-awards.com
・Campaign Asia Pacific誌「Agency of the Year 2019」にて「Japan Creative Agency of the Year」金賞を受賞(2018年)
https://www.campaignjapan.com/article/エージェンシー・オブ・ザ・イヤー2019-結果発表/455845
〇代表的な表彰・受賞
・「働きがいのある会社」ランキング大規模部門において「ベストカンパニー」第12位に選出(2020年)
https://hatarakigai.info/ranking/japan/2020.html
①博報堂(株)の目指すもの・大切にすること
〇クリエイティビティを発揮し、生活者と社会の幸せの実現に向けて新たな価値を創造
・話者:(株)博報堂DYホールディングス グループ広報・IR室 CSRグループ推進担当部長 川廷昌弘、見城世理奈
・公開日:2018年3月
・参考URL:http://ungcjn.org/sdgs/archive/1802_hakuhodo.html
博報堂DYグループのCSR及びSDGsに関する取組みについて、博報堂DYホールディングス グループ広報・IR室CSRグループ推進担当部長 川廷昌弘様、見城世理奈様にお話を伺いました。
〇社員が自発的に「新しい幸せ」を生みだす。 多様なその軌跡を1冊に。「新しい幸せをつくろう! 博報堂DYグループ ソーシャルアクション・ブック2017」【博報堂DYグループに広がる、ソーシャルアクション!VOL.5】
・話者:博報堂 ディレクター 滝川修志、デザイナー 清水千春、コピーライター 豊田丈典
・公開日:2018年5月
・参考URL:https://www.hakuhodo.co.jp/magazine/46762/
博報堂DYグループが掲げたCSR、生活者と社会の中に「新しい幸せ」を生み、つなげ、ともに広げていくことという基本理念と、日々の仕事の先に存在する社会課題に対して、自らの「クリエイティブの力」「伝える力」「一人ひとりの個性」を発揮してている社員のお話しも伺いました。
〇【後編】ブロックチェーンは生活者主導社会を加速させる。HAKUHODO Blockchain Initiativeの今後のビジョンとは?
・話者:博報堂 HAKUHODO Blockchain Initiative 伊藤佑介
・公開日:2018年以降
・参考URL:https://coinpost.jp/?p=95308
ブロックチェーンは生活者主導社会を実現させる一助となる。しかし、ブロックチェーンはあくまでそのためのツールの一つである。博報堂が提起している「生活者主導社会」を実現させることに様々な形でチャレンジしていきたいと語りました。
②博報堂(株)の戦略・計画
〇第5回 フルーガルイノベーション拠点としての「新しい寺子屋」:(株)博報堂 岩嵜博論さんへのインタビュー(前編)
・話者:(株)博報堂 ブランド・イノベーションデザイン局 岩嵜博論
・公開日:2019年3月
・参考URL:https://note.com/fabconsortium/n/nf00c0d9d4b2f
「慶應義塾大学SFC研究所ファブ地球社会コンソーシアムデザイン・インクルージョンワーキンググループ」の活動の一環としてFab前提社会における企業活動の様相が問われる中、現在に至るまで企業で活動を行ってきた方々にインタビューを実施した話を伺いました。
〇【インタビュー】デジタル化により進化した生活者発想へ マーケティングのカギは「生活者DMP」
・話者:博報堂 生活者データマネジメントプラットフォーム局 局長兼博報堂DYメディアパートナーズ データドリブンメディアマーケティングセンター センター長 安藤元博
・公開日:2016年11月
・参考URL:https://www.hakuhodo.co.jp/magazine/61509/
博報堂やメディアのデータ活用の現況や、「生活者主導社会」に向けた生活者データ研究について聞きました。
〇デジタル領域との連携なしには今後のCRMは考えられない
・話者:博報堂 ダイレクトマーケティングプロデューサー 高瀬悦司
・公開日:不明
・参考URL:http://www.hakuhodo-direct.co.jp/recruit/interview/04/
デジタル領域の仕事にも携わる機会が増えてきていて、オンライン・オフラインの両面から事業に関して考えることによって、デジタル領域との連携なしには今後のCRMは考えられないことについて伺いました。
③博報堂(株)の組織づくり・人事方針
〇【スパイクス・アジア2017】―博報堂DYグループ審査員インタビュー(①ミュージック部門 佐藤カズー)
・話者:博報堂 メディア部門 審査員 嶋田三四郎、ミュージック部門 審査委員長 佐藤カズー、ラジオ部門 審査員 三浦竜郎
・公開日:2017年10月
・参考URL:https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/topics/2017/10/1472.html
スパイクス2017のミュージック部門の審査委員長の佐藤カズー、アウトドア & ラジオ部門の審査員の三浦竜郎、メディア部門の審査員の嶋田三四郎に、各部門の審査基準や今年の受賞作品の特徴などについて伺いました。
〇【博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ】採用担当者インタビュー「「次はこうしませんか?」という未来をつくる会社に」
・話者:博報堂 人事局 新卒採用 西本裕紀
・公開日:不明、2015年以降
・参考URL:https://syn-ad.com/senpai-shukatsu/interview/881
時代の大きな変化に直面し、博報堂がどのような人材を求め、どのような存在になろうとしているのかについてお話を伺いました。
〇Vol.2 (株)博報堂xマーケティング検定
・話者:(株)博報堂 人材開発戦略局 グループマネージャー 引地陸、マネジメントプランニングディレクター 村尾洋介
・公開日:2019年9月
・参考URL:https://jpsk.jp/jinji-interview/marken02.html
検定編集部が社内の教育制度に資格・検定を活用している企業・団体に導入のきっかけや感想を博報堂の人材開発担当引地陸さん、村尾洋介さんにお話しを伺いました。
※下記は2020年8月11日時点での調査内容となっております。
④博報堂(株)の独自の人事制度・福利厚生
〇「カラダCHANTO!プロジェクト」
・健康経営の提言
・社員一人ひとりが能力を十分に発揮し、自分らしく活き活きと活躍することができる環境づくりのため
・健康診断100受診、健康リテラシー向上のためのセミナーやヨガ教室、健康情報の発疹など
<詳しくはこちら>
https://www.hakuhodo.co.jp/about/workstyle/health_management/
〇企業内大学HAKUHODO UNIV.
・年間200講座以上の研修プログラムの実施
・様々な場面で高いクリエイティビティを発揮できる人材を生み出すため
・社員が講師を務め、チームで考え議論するワークショップ形式の研修などを取り入れる
<詳しくはこちら>
https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/assets/pdf/csr/2019/HDY_AR19J.pdf
〇成長活動ファンド
・社員のやりたい気持ちを尊重し、伸びる力を信頼して、成長活動ファンドを公募し活動支援する
・社員の成長を全力支援するため
・2年で125件の応募と、410名の応募人数へとのぼっていった
<詳しくはこちら>
https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/assets/pdf/csr/2019/HDY_AR19J.pdf
〇ソーシャルアクション
・日々の仕事を超えた成長機会として、社員一人一人が自らの力を生かして取り組む
・生活者と社会の幸せの表現のため
・クリエイティビティと伝える力、一人ひとりの個性を発揮した活動
<詳しくはこちら>
https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/assets/pdf/csr/2019/HDY_AR19J.pdf
〇フリーバカンス
・有給休暇とは別に、年に2回5日間連続での休暇を取得できる休暇制度を導入
・クリエイターはより多くのクリエイティブに触れてもらうため
・海外や国内を旅行する人や、スキルアップのセミナーに通う人などがいる
<詳しくはこちら>
https://okan-media.jp/useful-welfare-hakuhodo/
⑤博報堂(株)の労働環境と評判
〇労働環境データ
【平均年収】
・企業公式情報 :1078万円(2020年度)
・エンライトハウス:941万円
・オープンワーク :1022万円
・キャリコネ :826万円
【残業時間】
・企業公式情報 :不明
・エンライトハウス:49時間/月
・オープンワーク :66.4時間/月
・キャリコネ :52.2時間/月
【有給消化率】
・企業公式情報 :不明
・オープンワーク :37.4%
・キャリコネ :49%
<詳しくはこちら>
・博報堂(株)公式:有価証券報告書
・エンライトハウス
・オープンワーク
・キャリコネ
〇評判データ
【エンライトハウス】※最大は5点
全体平均 | 3.8 |
会社の成長性・将来性 | 3.9 |
事業の優位性・独自性 | 3.8 |
実力主義 | 3.5 |
活気のある風土 | 4.2 |
20代成長環境 | 4.2 |
仕事を通じた社会貢献 | 3.9 |
イノベーションへの挑戦 | 3.7 |
経営陣の手腕 | 3.5 |
<詳しくはこちら>
・エンライトハウス
【オープンワーク】※最大は5点
全体平均 | 3.8 |
待遇面の満足度 | 4.1 |
社員の士気 | 4.0 |
風通しの良さ | 4.1 |
社員の相互尊重 | 4.1 |
20代成長環境 | 4.3 |
人材の長期育成 | 3.2 |
法令順守意識 | 3.3 |
人事評価の適正感 | 3.5 |
<詳しくはこちら>
・オープンワーク
【キャリコネ】※最大は5点
全体平均 | 3.2 |
労働時間の満足度 | 2.6 |
仕事のやりがい | 3.7 |
ストレス度の低さ | 2.5 |
休日数の満足度 | 3.5 |
給与の満足度 | 3.4 |
ホワイト度 | 3.2 |
<詳しくはこちら>
・キャリコネ
⑥博報堂(株)の中途転職者・新卒採用社員の口コミ
〇働く環境(職場の雰囲気・社風)について
(30代・男性・2019年情報)
・社内イベントのクオリティがとても高い
・さすがじゃクリエイティブ部隊でプロの企画部隊、デザイナーが関わっており毎回本格的な仕上がり
・他の会社の社内イベントとは一線を画す内容
・自由参加なので出なくても誰かに何か言われることもなく、干渉はない
<詳しくはこちら>
・キャリコネ
〇働きがい・成長
(男性・2020年情報)
・若いうちから自由にやらせてもらうことができ、若手を中心にやらせてくれる上司が多い
・売り上げをきちんと上げていれば自由にやらせてもらえる
・クライアントが満足していて会社にも利益を上げていれば、なんでもやれる環境
・若いうちから働きがいのある仕事を任せられるので、充実している
<詳しくはこちら>
・オープンワーク
〇働き方(勤務時間・休日休暇・制度)
(30代・女性・2020年情報)
・勤務時間・休日休暇:裁量労働なので、自由が効く
・セルフマネジメントが出来る年次にであれば、ワークライフバランスは取りやすい
・最近は営業職には個人のモバイルPC貸与により自宅や遠隔での作業もできる
・クライアントにしっかり対応していれば、上司から咎められることもないため働きやすい環境である
・モバイルPC等もセキュリティ管理を会社がしっかり意識づけているので場所や時間を選ばず働きやすい
<詳しくはこちら>
・エンライトハウス