組織の活性化に対する(株)日建建設の取り組み事例を紹介。ビジョン・ミッションの実現に向けて、各社がどのような戦略を描いているのか、その実現のために、各社はどのように対応をしているのか。(株)日建建設が実際に発表している情報を中心に集めました。
(株)日建建設とは
「EXPERIENCE, INTEGRATED」を企業理念とする日建設計(株)は、1900年の創業以来、建築設計事務所として名を轟かせてきました。
その主な業務は、「都市や建築の設計を通じて、社会に真の価値を提供すること。」これまで東京スカイツリーや東京ドームなど、日本を代表する建築物を多数設計し、また有名建築家との共作も多く有するなど国内トップクラスの建築設計事務所と位置づけられています。また、その事業範囲は国内に留まらず、海外でのプロジェクト実績も豊富です。
人財育成に注力しており、170講座を超える専門技術研修や、積極的なジョブローテーションなど、成長を後押しする制度が充実しています。
また、 先輩、上司のフォローも手厚く、社員同士がお互いの成長をサポートしあう風土があります。
〇基本情報
・設立年:1950年
・創業者:
・現代表者:亀井忠夫
・本社所在地:東京都千代田区飯田橋2丁目18番3号
・事業内容:建築の企画・設計監理、都市・地域計画および これらに関連する調査・企画コンサルタント業務
・売上高:421名(2018年)
・社員数:1,859名(2020年)
・HP:https://www.nikken.co.jp/ja/index.html
〇代表的な表彰・受賞
・2019グッドデザイン賞(2019年)
参考URL:https://www.g-mark.org/
①(株)日建建設の目指すもの・大切にすること
社長メッセージ
日建設計では、グローバルブランドとしてこれまで以上に人々の想いに応え、社会環境デザインの先端を拓いていく決意を込めて、私たちの志を表現したブランドタグライン「EXPERIENCE, INTEGRATED」を掲げました。
・話者:(株)日建設計 代表取締役社長 亀井忠夫
・公開日:不明
・もっと知りたい:https://www.nikken.co.jp/ja/about/chairman_ceomessage.html
魅力あるプラットフォームに/設計をコアに新領域挑戦
社会のニーズと社内外の専門家を結び付ける基盤として「日建設計というプラットフォームをより魅力的にしていきたい」と抱負を語り、“一丁目一番地”である建築設計をコアにした新領域への挑戦や、さらなるグローバル展開に意欲を示しました。
・話者:(株)日建設計 取締役常務執行役員都市部門統括 大松敦
(株)日建設計 代表取締役社長 亀井忠夫
・公開日:2020年10月12日
・もっと知りたい:https://www.kensetsunews.com/archives/500016
世界屈指の設計事務所として果たすべき役割
建築家として数々の実績を誇る亀井氏が、2015年の社長就任以来キーワードとして掲げているのが、「豊かなパブリック・スペースの創出」です。
・話者: (株)日建設計 代表取締役社長 亀井忠夫
・公開日:2018年10月
・もっと知りたい:https://afflu.jp/top_baton/201810/
②(株)日建建設の戦略・計画
熱流体解析ソフトウェア「STREAM」を駆使して多様なシミュレーションで設計を支援する組織設計事務所の全社的BIM戦略
BIMを支援する新組織として、デジタルデザイン室を設置した日建設計。その柱の1つとなるのが、デジタルデザイン室 CASチームによるシミュレーションを活用した環境・設備設計としてのBIMです。 この取り組みについて、CASチームを率いる環境・設備技術部の永瀬修氏が取材に答えました。
・話者:(株)日建設計 設備設計部門 環境・設備技術部 主管 兼 設計部門 デジタルデザイン室 永瀬修
・公開日:2019年4月23日
・もっと知りたい:https://www.cradle.co.jp/media/interview/a191
ソフトバンクと日建設計が次世代スマートビルを共同設計開発へ。IoT・ロボットのフル活用で、ビルの運用費「4割削減」を目指す
IoT技術を活用することで空間の快適性、オフィスの生産性を高め、コスト削減効果が見込めると述べ、異業種の知見を融合することでさらに高めることができると考えて、ソフトバンクと提携したと、亀井社長は語りました。
・話者: (株)日建設計 代表取締役社長 亀井忠夫
・公開日:2017年11月27日
・もっと知りたい:https://robotstart.info/2017/11/27/moriyama_mikata-no34.html
クラウドとオンプレミスの業務を統合するフロント統合基盤により、生産効率の向上とコスト削減、BCPへの対応を実現
グループウェアを基盤とする社内の業務ポータルを全面的に見直し、フロント統合基盤「WebOTX Portal」を導入して業務システムのインタフェースを再統合した日建設計。その導入の決め手となった以前の課題などについて、斉藤氏が語りました。
・話者: (株)日建設計 コーポレート部門 情報サービスチーム 室長 斉藤安生
・公開日:2013年10月8日
・もっと知りたい:https://jpn.nec.com/case/nikken/index.html
③(株)日建建設の組織づくり・人事方針
「パッションと調整力」の両輪で世界最大級の設計事務所を牽引する
組織設計事務所は建築設計以外の事業を拡大していく中で多様な人材を確保していくためには、建築を学ぶ学生や建築学部・学科を志望する高校生、さらに建築以外の専門の人にまでアプローチしていかなければならない局面に立たされています。そのような状況下で、「建築設計の匠の技」の持続可能性と、これからを担う建設パーソンへの想いを亀井社長が語りました。
・話者: (株)日建設計 代表取締役社長 亀井忠夫
・公開日:2019年8月28日
・もっと知りたい:https://kensetsutenshokunavi.jp/kensetsu-takumi/visionary/visionnike01/
プロジェクト型オフィスで従来の組織限界を超える
案件ごとに各部署から集まったメンバーがチームデスクに座るPOW(プロジェクト・オリエンテッド・ワークプレース)を設置した日建設計の勝矢氏は、「デザインやエンジニアリング、構造、設備など職能の異なる職員が机を並べて作業する。そうしたチームが同じフロアにいくつも同居しているから刺激がある」と語りました。
・話者: (株)日建設計 設計部 勝矢
・公開日:2011年10月
・もっと知りたい:https://www.worksight.jp/issues/21.html
個々の社員の「経験価値」が、やりがいと誇りの礎に
「働きがいのある会社」ランキングで、ベストカンパニーの常連である日建設計。スペシャリストの多い企業ながら、どのようにして社員の働きがいやモチベーションを高いレベルで維持しているのか。社員同士の連携や連帯感を育む仕組みづくり・仕掛けについて、知恵と工夫、課題などについて、降籏氏と堀井氏が語りました。
・話者: (株)日建設計 広報室長 降籏哲人
コーポレート部門 理事 副代表 堀井一孝
・公開日:不明
・もっと知りたい:https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NBO/18/hatarakigai0928/03/